【インタビュー】「The Cyanide and Happiness Show」が7900万円のキャンペーン成立のためにしたこと(後半)

2013年12月10日
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こんにちは!

北米最大のクラウドファンディングサイトKickstarterでは、数々の成功事例が日々生まれています。そんなプロジェクトを成功させたプロジェクトオーナーに成立のためにやったことをインタビューしました。インタビュー第1回目は2013年5月に成立させた7900万円(77万ドル)のプロジェクト、The Cyanide and Happiness Showのデリックさんにお話を伺いました。

The Cyanide and Happiness Show:インターネット上でコミックとアニメーションを公開されている某人間がキャラクターのコメディー。TVでの放送のために数年間交渉をしていたが、TV自分達がやりたいことが出来ないことに気づき、クラウドファンディングを使うことを決める。
本稿は前回の続き

興味を持ち続けてもらうことに時間を使った

キャンペーン中はどのような陣営で、何に時間を一番使いましたか?

今回のキャンペーン中は僕(デリック)が全体的な進行管理を行い、アーティストの友人がデザイン、もう一人アンディーという友人で基本的には動かしていたんだ。他にも何人もちょっとした手伝いをしにプロジェクトに参加してくれたよ。もっとも時間を使ったことはファンの興味を引く活動報告や素材作りかな。何かファンから質問や返信があったら全てに迅速に対応していたよ。

ファンがいるところに集中的にプロモーションをかける

最も有効的なプロモーション手法は何でしたか?

僕らはソーシャルメディアと自社サイト上でのプロモーション以外は何もマーケティングやプロモーションは行わなかったよ。根強いファンが自社サイトにいることが分かっていたから、そこにいるファンの人達に直接訴えかけていったんだ。新規のファンをこちらから獲得したというよりは、既にファンだった人から影響が広がった感じだね。Twitterに関してはほとんど影響力が当時は無かった。おかげさまで今はそれなりのフォロワー数になったけどね。

とんでもない量の作品を作りぬく責任が生まれた

キャンペーン後、周りの反応はいかがでしたか?普段の生活は大きく変わりましたか?

皆僕らがやっていることを最高に良く評価してくれたよ!制作会社に属さないインディペンデントなクリエイターでも大きな作品を作るチャンスがあることが証明されて、自分ごとのように喜んでくれた。100%ポジティブな反応だったよ。

大きく変わったことと言えば、これまでは自由気ままに作っていた作品制作に責任感が生まれたことかな。実はキャンペーン後にある企業から権利周りに関するオファーが来たんだけど、それも断ったんだ。支援者に自分達が全てを権利を持つことを約束したからね。魅力的なオファーだったけど、ファンの気持ちを裏切らないことを選んだんだ。もしもう一度企画を立ち上げるとしたら、次回はもう少し事前に用意をしてから挑みたいね。特に活動報告や制作素材をどのタイミングで出すかを考えておくと、だいぶラクだったと思う。

僕らも何も分かっていなかったよ!

最後に日本の未来のプロジェクトオーナーに向けてメッセージをお願いします!

“We had no idea what we were doing and managed to figure it out, haha. If you can speak to fans who believe in you, then most everything else will fall into place.”(原文)

僕らも自分達が何をやればいいのか分からなかったけど、何とかうまくいった(笑)あなたのことを信じてくれているファンにちゃんと伝えることが出来れば、あとは自然と上手くいくよ。

まとめ

とても気さくに、そしてもの凄い迅速な返信でインタビューに答えてくれたデリックさん。興味を持ってくれている人との密なコミュニケーションを大切にしていることが今回のインタビューから伝わってきました。

1)頻繁にファンへ活動報告と制作状況を伝える
2)ファンとのコミュニケーションはとにかく迅速に
3)目に見えるものを提供して、一緒にキャンペーンを盛り上げる

ファンから信頼を得るために何をすべきか。参考にしてみて下さいね。

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Hiroaki Taira

Hiroaki Taira

代表取締役グーパ株式会社
1985年生まれ。小学校から高校卒業までシリコンバレーに在住。東京工芸大学にてアニメーションを専攻し、在学中に米国カーネギーメロン大学へ留学。留学中に出会ったタイの友人と2011年9月に起業。現在東京とバンコクの2拠点でゲーム特化型クラウドファンディングサービス『Crowdrive(クラウドライブ)』を運営中。
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