【インタビュー】「The Cyanide and Happiness Show」が7900万円のキャンペーン成立のためにしたこと(前半)

2013年12月09日
このエントリーをはてなブックマークに追加
The Cyanide & Happiness Show - Kris, Rob, Matt & Dave

こんにちは!

北米最大のクラウドファンディングサイトKickstarterでは、数々の成功事例が日々生まれています。そんなプロジェクトを成功させたプロジェクトオーナーに成立のためにやったことをインタビューしました。インタビュー第1回目は2013年5月に成立させた7900万円(77万ドル)のプロジェクト、The Cyanide and Happiness Showのデリックさんにお話を伺いました。

The Cyanide and Happiness Show:インターネット上でコミックとアニメーションを公開されている某人間がキャラクターのコメディー。TVでの放送のために数年間交渉をしていたが、TV自分達がやりたいことが出来ないことに気づき、クラウドファンディングを使うことを決める。

最初の3日間と最後の3日間が勝負

プロジェクトを始める際に知っていくべきことは何でしょうか?

最初の3日間と最後の3日間がキャンペーンで最も重要だということだね。最初の3日に大体30−40%の支援が集まって、最後の3日に30%が集まるんだ。だから途中でガクっと支援の伸びが落ちたり、反応が鈍くなっても気にしないで活動報告を続けよう。一番やっちゃいけないのは反応が無いからといって更新をやめること。常に何かしらの情報を発信し続けることで、ファンの人にも本気度が伝わるんだ。

あとはラスト3日間の大爆発に備えて計画を立てておくこと。これでもか!ってぐらいの頻繁な活動報告と、あとはカウントダウンがあるとさらにいいね。それまでの支援してくれた全員を巻き込んで、とにかく一緒に盛り上げるんだ。そこで一緒になってくれるかどうかは、その3日間までにあなたがファンとどう関わってきたかにかかってくる。だからこそ情報発信を続けることが大事なんだ。

映像が興味と信頼を作り出す

頻繁な活動報告として、具体的にどのような活動報告を行っていましたか?

もし何かしらの制作途中の映像があれば、定期的に保存をして活動報告の素材として使おう。質が高い必要なんてない(画像参照)からね。この制作途中の素材はとても重要で、これがファンの人に興味をもってもらうフックなんだ。

人が新しい事業や作品制作にお金を出そうと思う時は、「本当にこいつらはやりきることが出来るのか?」と必ず思うんだ。制作途中の画像や映像はそんな心配を吹き飛ばす手助けになるんだよ。

一度支援してくれた人が、一番の次の支援者候補

キャンペーンの熱量を保つためにも、ストレッチゴール(目標金額を超えた後の設定金額)や解除用リワード(一定の金額を超えると徐々に分かるリワード)等は非常に効果的だよ。まだ支援していない人に$15をお願いするよりも、既に$15を支援してくれた人に追加支援をお願いするほうが100万倍楽だってことは間違いないね。

さらに、ストレッチゴールや解除用リワードは既に支援した人のリワードに価値を追加することが出来る。そうすることで追加の支援をしてもらいやすくなっていくし、新規で支援を考えている人は経過を見にまだ戻って来てくれるんだ。一番効果があるのは口コミ。これは間違いない。もし最後の一押しが必要な時は、「あと1週間!$60以上の人は●●がもらえます!」ってな具合にリワードを上乗せするといいよ。本当にキャンペーンを成功したいと思っているのならば、何かしらの価値を与えられるものをひねり出すべきだね。

33%の支援者は自社サイトから

実際にキャンペーンの支援してくれたファンはどこから来ていましたか?

これは最も重要な質問だね。ファンは一体どこにいるのか?多分これはプロジェクトオーナーごとに違うのかもしれないけれど、僕たちの場合は33%が自社サイト、20%がFacebookページ、1.34%がTwitterからだった。それぞれのメディアに適したマーケティング方法でファンの人にはアプローチしたよ。

さっきの質問でも答えたように、それぞれのメディアにボーナスリワードが追加されたことやストレッチゴールの話をすることで、一度支援したファンをプロジェクトページに戻って来てもらうことが大事なんだ。活動報告や更新が止まると、全てが機能しなくなる。これを忘れないでいてほしいね。

後半に続く

The following two tabs change content below.
Hiroaki Taira

Hiroaki Taira

代表取締役グーパ株式会社
1985年生まれ。小学校から高校卒業までシリコンバレーに在住。東京工芸大学にてアニメーションを専攻し、在学中に米国カーネギーメロン大学へ留学。留学中に出会ったタイの友人と2011年9月に起業。現在東京とバンコクの2拠点でゲーム特化型クラウドファンディングサービス『Crowdrive(クラウドライブ)』を運営中。
このエントリーをはてなブックマークに追加